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水墨画入門 1

水墨画入門 1

 本格的に水墨画に取り組みはじめて15年経ちました。
それまで油絵や彫刻を勉強し、いろいろな美術を見て来たつもりでした。それが中国に留学し、水墨画を初めてみると、その技法や描く時の考え方が他とはまったく違う、未知の世界であることを知ることになります。驚いたことを、少しずつ紹介したいと思います。

1)絵を描いている間、筆洗の水が汚れない。

 水墨画では、基本的には筆にとった墨は全て画面に使います。
筆に水を含ませ、次に筆先に墨をつけ描いてゆくと始めは濃い墨が出てだんだん墨が薄くなり最後には水になります。この原理を使って描くと、取った墨は全て画面に使い筆を洗う必要がありません。中国では、墨を使うこと金の如しと言います。初めは墨を大事に使いなさいと言う精神論だと思っていたのですが、最近になり必要な量の墨を用意し、必要な量の墨を筆に取らないと、きれいな絵が描けないという合理的な方法論だと感じるようになりました。

いい水墨画家は筆洗いが汚れない!!!



JUGEMテーマ:水墨画技法

at 23:00, 篠原 貴之, 水墨画入門

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