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水墨画に役立つ楽しいデッサン入門 1-7

 水墨画に役立つ楽しいデッサン入門

1. 視点-7

(6の続き)

まず画面上部、明るい空を背景に描かれた木立を見てみましょう。

画面の下三分の二を手のひらで覆ってみてください。構図を作った視点よりぐっと木立に近づき、木立を下から見上げて描いています。それによって高い木々に囲まれた山里の雰囲気や、横位置の絵ですが上への広がりや奥行きを感じさせてくれます。

一方小川は少し上から覗き込むように見下ろして水面を広く扱い、この絵の入り口のような役割を果たしています。小川は橋を超えたところで見えなくなりますが、水の流れは続き、そこから大きく左へ曲がり画面の左奥へと向かいます。この流れに呼応するように、草木を同じ方向に向かってたなびかせ、観るものの意識をうまく画面の奥へと誘い込んでいます。

このように一見そのまま描いたように見えるモチーフも、すべて作者の作り出した形なのです。

1-7説明


JUGEMテーマ:デッサン

at 21:47, 篠原 貴之, 水墨画デッサン入門

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